人生は長距離走


Bonjour!
心理カウンセラーのRyokoです。


パリにある、オランジュリー美術館をご存じですか?
印象派の画家モネの『睡蓮』が壁全面に展示されていることで有名ですが、
モネ以外の印象派、ポスト印象派の画家の作品も展示されています。

このオランジュリー美術館、1927年にオープンした頃も、約10年前にあった改修工事後の再オープンも、
当初の予定より大幅に(年単位で!)遅れたという風に聞いています。

なんででしょう?

モネが満足のいく作品に何度も何度も描きなおしたために時間がかかった、とか
工事中に遺跡が見つかったために、作業を一時中断した、とか
まぁいろんな理由があるそうなんですが…

私のフランス語の先生曰く、一番大きな理由は

『フランス人は17時までしか働かないから!』


だそうです…(^^;)

期日が決まっていても、そんなのお構いなし。
だって17時以降は大切な自分の時間やもん。

家族そろって食事をする。
愛する人とたっぷり時間を過ごす。
自分の身体を休めてあげる。

めっちゃ大事なことです!!

でも、日本人にそんな感覚は薄いのではないでしょうか?

期日をきちんと守ろうとするし、
間に合いそうになければ、徹夜してでも仕上げる。

だから、上の例なんて「はあ!?」と思う方が大半でしょう。
しかも年単位で遅れるなんて…ね。

実際、オランジュリーだけじゃないんです。
ピカソ美術館でも、ルーブル美術館でも、似たような事が起こっています。


でもここで、ふと思います。

「日本人は働きすぎ」ということ。
しかも、「『自分以外の誰か』を意識しすぎ」ということ。

働くことは、日々を充実させることの1つでもあるので、それ自体を否定するつもりはありません。
でも遅くまで残業したり、またそれが上司の指示だったり、
上司命令じゃなくても、自分自身が上司の顔色をうかがって仕事量を増やしてしまったり、
上司に評価してもらって給料upと昇格に繋げなきゃ!とハードワークになることも…。

はい、かつての私です…(T_T)

そんなことしてたら、疲れへん?
毎日おもしろい?
心に余裕ある?

毎日全力疾走してたら、そう遠くないうちに絶対倒れます!
「もう、ちょっとムリやねん。堪忍して!」
って身体が言ってるのにも気付けません。


日本人が、フランス人のような働き方をするのは、きっと出来ない部分も多いでしょう。
でも、ちょっと取り入れてみるってのは出来るかもしれません。
週に一度、「この曜日だけは定時で帰る!」とかね。

ちなみに私は、仕事だけではなく、情報過多で疲れてしまうことも多いので、
意識的にスマホ(特にFacebook、ブログ、ニュース)を見ない!という期間を作ったりもします。


最近ちょっと心に余裕なくてイライラするな〜とか、
大笑いしてへんな〜とか、
疲れてるのになかなか寝られへんな〜とか、
早くに目が醒めるな〜なんて事があれば、
ここらでちょっと、気分だけでもフランス人になってみませんか?笑

他の誰のためでもない、自分のために、時間を使ってみませんか?

心にはいつも、パリの風が吹く

自称・なにわのパリジェンヌ。 心理カウンセラーRyokoが心のことを綴ります。 自分らしく、自由に生きる!